岐阜の矯正歯科@田中矯正歯科医院
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不正咬合の予防
現段階では、確実な予防方法がありません。特に、成人の方だと骨格ができあがっているため、矯正治療をしなければ治らないケースが多数あります。しかし、成長発育期のお子さんの場合、下記の事項に気を付けることで、ある程度不正咬合を予防できる可能性があります。

正しい舌(ベロ)の位置を覚えよう!-舌の正しい位置は?-


舌の位置も歯並びに影響します。正しい位置を覚え、不正咬合を予防してください。

(1) 舌が上下の前歯に接触してはいけません。
(2) スポット(※1)に舌の先を当てて下さい。(図1)
(3) 唇は軽く閉じ、上下の歯が当たらないのが普段の状態です。

※1 舌を上顎に吸い上げた時にポンと音がします。スポットとは、その時に舌の先があたるところです。

 

正しい嚥下(えんげ)を覚えよう!-上手な水の飲み方は?-

※ 嚥下とは、「ゴックン」と飲み込む動作のことです。
 

図2のイラストを参考に、正しい嚥下の仕方を覚えましょう。

(1) 舌の先をスポットに置きます。
(2) 上下の歯は噛みます。
(3) 舌全体を上顎に押し付けます。
(4) 水を喉に送り込みます。
(5) 口の周りの筋肉は動かしてはいけません。
(6) 咀嚼筋(※2)を動かしてください。

※2 咀嚼筋とは、噛む動きに使用する筋肉のことです。比較的簡単に手で触れることができる筋肉は、側頭骨およびコメカミ辺りの側頭筋、頬辺りの咬筋です。

《舌の位置と機能は歯並びに重要な影響を与えますので、十分気をつけてください。》



(図1)舌の正しい位置
※矢印の部分が「スポット」です。

 


(図2)正しい嚥下
※矢印の部分が「スポット」です。
図1          図2            図3         図4

「抜けても後で永久歯が生えるから」と、乳歯(子どもの歯)を安易に考えていませんか?下顎の第二乳臼歯(6歳臼歯の直前の歯)は食物を咀嚼すると 同時に下から生えてくる永久歯のために場所取りをしています。つまり、第二乳臼歯だけが永久歯よりも3ミリも大きいのです(図1)。たかが3ミリと思うか も知れませんが、両方で6ミリのスペースを確保する事ができます。6ミリというと、下の前歯一本分以上のスペースになります。そのため歯列がデコボコの場 合、歯が重なっている部分の合計が6ミリ以内であれば、6歳臼歯を前に動かない装置(ホールディング・アーチ=図2)を付けることでデコボコを解消できる 可能性があります(図3)。

一度6歳臼歯が前に移動すると、骨の中に埋まっている14歳臼歯も一緒に前へ移動してしまいます。すると、せっかく場所取りをしていた6ミリのスペースが無駄に消費されてしまうのです。

第二乳臼歯がグラグラしてきたら、自然に抜けるのを待つよりもかかりつけの歯科医院でご相談下さい。

(図1)               (図2)                (図3)
  
     (1)第二乳臼歯      ホールディング・アーチ    図2の方の永久歯列完成後             
(2)6歳臼歯(第一大臼歯)                                       
(3)14歳臼歯(第二大臼歯)