
抜歯する理由〜その3〜開咬および口元の改善(後編)
図3:治療前と治療後の比較
口元が出ていて(図1)、前歯が咬んでいない人(開咬=オープンバイト図2)の場合、歯を抜いて前歯を舌側(中側)に入れると噛み合わせが良くなります。これは、歯を舌側に引っ張ることで、歯の根の先1/3を中心に回転移動させるためです。そうすると歯が見えている部分「上下前歯の歯冠」の先が、それぞれ歯が咬む方向に移動「挺出」し、開咬および口元が改善されます。(図4・5)
20数年前、私が大学で授業を受けていた頃は、「歯科医師は、一口腔一単位、つまり一本の歯のみを治療するのではなく、口の中全体を一つの単位として診て治療をすべきである」と教育されました。しかし、現在の矯正歯科の分野では「一下顔面一単位で治療」する時代です。顎の関節を含む、「顔の下半分の審美性、機能、歯ならび、噛み合わせ」を考慮した治療が求められています。
図1:治療前の口元
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図4:図1の治療後
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図2:同患者様の歯ならび
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図5:図2の治療後
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