
抜歯する理由〜その2〜正中の改善
図1:正中が一致していない 症例の治療前
理想的な歯並びの条件の一つとして、「顔の正中と上下の歯の正中の一致」が条件とされています。矯正治療を受けたトム・クルーズも治療前は、顔の正中と上顎の正中が一致していませんでした。
改善の為には、主に@小臼歯(歯の正中から数えて4、5番目の歯)の抜歯、A親知らずの抜歯、のいずれかが必要です。つまり治療には歯を動かすスペースが必要です。スペースが無ければ正中の改善は不可能です。
また、上記の方法以外に、他の部位(虫歯がある歯、根の治療が芳しくない歯、奇形の歯など)を抜歯する場合もあります。
図2:図1の治療後
@の長所は治療期間が短いことです。短所は健康な歯を抜歯する可能性があることです。Aの長所は健康な歯を抜歯する可能性が少ない。短所は治療期間が長いことです。矯正治療の中には上下の歯にゴムを装着して、臼歯を後ろに傾斜させる方法で比較的治療を早く終える方法もありますが、機能的な噛み合わせを作りづらく、顎関節に負担がかかりやすい。また後戻りしやすいなどの欠点もあります。

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